ケーススタディ

2022/11/04

リユースに関する自治体モデル実証事業「埋もれている再利用価値発掘活用大作戦!」を実施!!

小田急電鉄は、連携協定を締結する神奈川県座間市が2022年11月6日(日)から取り組む実証事業「埋もれている再利用価値発掘活用大作戦!」に共同します。これは、環境省の「使用済製品等のリユースに関する自治体モデル実証事業」として実施するもので、「WOOMS」が座間市から委託を受けて、本事業による環境貢献度の向上や収集業務の負荷軽減を評価・検証し、持続可能な地域づくりに向けた自治体の施策立案や実現に寄与します。

「WOOMS」は、各自治体が抱える「廃棄物の収集」や「資源循環」などの課題に寄り添い、主に分別収集業務のDXを通じた最適化により、環境負荷の低減に貢献しています。いち早く採用いただいた座間市では、収集業務を最適化、生まれた余力を活用して焼却ごみとしていた剪定枝を日常的に分別収集し、バイオマス発電用チップとして活用しています。

この取り組みが、市民に定着して年間約1000トンの剪定枝の収集を実現している一方、各家庭からの排出にはビニール製ごみ袋が用いられており、資源化にあたっては袋から剪定枝を取り出す負担増が課題となっていました。この課題解消に向けて座間市との議論を重ね、ごみ袋を剪定枝と同様にバイオマス資源化可能な「麻袋」に置き換える今回の取り組みに至りました。

(左)収集された「ビニール製ごみ袋」に入れられた剪定枝 (右)「ビニール製ごみ袋」に代わるバイオマス資源化可能な「麻袋」

麻袋は、サントリーコーヒーロースタリー株式会社の海老名工場から排出される事業系廃棄物の一部を座間市が無償で譲り受けます。これを座間市内一斉清掃活動「美化デー」が実施される11月6日までに市民へ配布のうえ、美化デー当日に剪定枝排出用袋としてリユースします。11月7日から一週間かけて「WOOMS」システムを活用した効率的な収集方法によって、剪定枝を回収することで、これまで焼却していた麻袋の削減による CO2排出量の低減とともに、収集した袋と中身を分別する作業の効率化を実現します。

本施策において当社は、アイデアの提供や具体化に向けた座間市やパートナー企業との連携、麻袋の効率的な回収システムの提供と、恒常化に向けた評価・検証などコンサルティング領域の役割を担い、地域の資源循環を促進する新たなチャレンジと位置づけています。

当社と座間市は、“地球環境への負荷の少ない生活”や“ごみの分別や減量化、資源化を的確に行う”という座間市のビジョン実現のため、「WOOMS」を通じて協働しています。今後も、沿線内外問わず、各自治体が抱える課題に「WOOMS」を通じて解決を図るとともに、地域に住みやすい街が広がるよう貢献してまいります。

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