- ケーススタディ
「WOOMS Activationフードサイクルプロジェクト」座間市で市民交流会を開催!
2022年8月27日(土)、ハーモニーホール座間において「WOOMS Activationフードサイクルプロジェクト」にご参加いただいている座間市民のみなさまとの交流会を開催しました。
「WOOMS Activationフードサイクルプロジェクト」・・・小田急電鉄と循環型社会の実現に向けた協定を締結している座間市にて、農林水産省農村振興局の農山漁村振興交付金(都市農業機能発揮対策)を活用し、同局が進める「農鉄連携」の一環として進めるものです。生ごみを手軽に堆肥化させるツール「LFC コンポスト」を提供するローカルフードサイクリング株式会社に協力いただき、「WOOMS(ウームス)」で提供する資源・廃棄物の収集運搬ソリューションにより、ごみの削減に資する好循環を地域とともに生み出し、都市農業の振興を目指す施策です。
これは、それぞれのご自宅でコンポスト(堆肥)づくりを実践されている参加者のみなさま同士が、その楽しさや疑問をお互いに共有・共感しあうことによって、今後も生活に根付くことと、実践される人の拡がりにつなげることを目的に行いました。
当日は、座間市民159名のみなさま、同プロジェクトに関わる小田急電鉄と座間市、農林水産省、「バッグ型コンポスト」を提供するローカルフードサイクリング株式会社、協力農業者が参加し、座間市資源対策課 伊牟田資源対策係長によるファシリテーションによって、カジュアルでオープンな雰囲気で進行されました。
冒頭、「農鉄連携」を進める農林水産省農村振興局農村政策部農村計画課都市農業室の新田室長からもご挨拶をいただきました。
そして、出来た堆肥を農作物の栽培に活用していただく地元農家の飯島様からは、自己紹介とともに、堆肥を農地へまく作業体験や、じゃがいもの収穫会などのご提案もありました。
WOOMSスタッフの猪口からは、参加者のみなさまがバック型コンポストに投入した生ごみの量を集計できる「コンポスト集計くん」の経過報告を行いました。1ヵ月間の参加者全員分の合計でおよそ1.3tの可燃ごみが投入されており、その分、生ごみを焼却せずに資源化させていることになります。これは小田急線の座間駅~新宿駅を大人1人、約1年間往復する分のCO₂を削減したことに相当し、会場からは「お~っ」と驚きの声が上がりました。
最も盛り上がったのはグループ毎で「コンポスト(堆肥)づくりを始めたきっかけや楽しかったこと」について共有していただく対話タイムです。初対面の方同士がほとんどであったにも関わらず、終始会話が途切れることなく時間を忘れてしまうかのような大盛況でした。「家の中で生ごみの臭いがしなくなり、快適です。」「微生物に餌を入れ、土を混ぜていると癒される」等の感想や情報があちこちから聞こえてきました。また、親子で参加されていたお子様からは、「コンポストは、地域のために良いことで嬉しいです。」といった感想を発表していただきました。
次の質問タイムでは、ローカルフードサイクリングの平けい様から、「コンポストはどのような箇所に置けばよいか?」「生ごみの投入期間は量によって変わるの?」等のよくある質問へのお話がありました。その後、参加者のみなさまから様々な質問をいただき、疑問とそれに対する解答を共有することができました。
最後に伊牟田係長からは堆肥を集積所に出す際の注意点や堆肥を入れる麻袋についての説明がありました。この麻袋は近隣の飲料メーカーからコーヒー豆を入れていたものを譲り受け再利用し、堆肥回収後はバイオマス燃料として再々利用されます。そして今後のスケジュールを共有し、散会となりました。
WOOMSでは、ごみのない世界「BeyondWaste」に向け、このような地域社会や様々な共創パートナーと連携した取組みを今後も継続していきます。