- インタビュー
WOOMSスタッフインタビュー-ひとを動かす現場力-【小田急電鉄 加藤 健太】
最初は導入に抵抗感を持った方ほど、とても前向きにWOOMSを活用いただいています。
小田急の「ひとを動かす現場力」について語るスタッフの3人目は、運転士として培った経験と目線でお客様と向き合う加藤さんです。収集職員の方々に共感できる点が多いという加藤さんが大切にしている現場力について聞きました。
説明・提案から導入、備品調達まで、
一貫してお客様に寄り添う。
自治体様や収集業者様のもとに伺い、リレーションチームとオンボードチーム、調達管理といった複数の役割を担い、導入のサポートをすることがWOOMSにおける私の仕事です。
リレーションチームは、WOOMSの活動自体の説明や、システムの説明を主にしています。オンボードチームではシステムの導入や実証・試用いただく際に、お客様がご自身で運用できる状態に導くお手伝いをします。調達管理は、システムを使うのに必要なiPad端末やケーブルなど個数、備品調達の管理をしています。すべてに一貫してお客様に寄り添い、機能を知るところから導入、運用までをお手伝いさせていただいています。
変えるべきところは変え、
守るべきところは守る。
かつては、運転車両部で主任運転士という職についており、主にロマンスカーの運転をしていました。いわゆる「電車の運転手さん」です。乗車し、ハンドルを握って、大きな声で確認の称呼をする。皆様もきっとどこかで目にしたことがある仕事を日々しておりました。現場を舞台にするという点で、収集職員の方々に共感できる部分がたくさんあります。
WOOMSはテクノロジーを活用したシステムですが、新たなテクノロジーを導入することに現場の人間は抵抗を感じるものです。自分も運転士をしていた時、同じ気持ちでした。テクノロジーがもたらす変化によって、積み上げてきた安全を崩される恐れを感じるからでしょう。しかし実際のところ、最初に抵抗感があった方ほど、いざ使ってみると、とても前向きに活用してくれています。変えるべきところは変え、守るべきところは守る。現場の目線と感性を信頼しながら、納得度の高い提案をしていきたいと思います。
全国の収集職員の方々に、
人気者になっていただきたい。
私自身、WOOMSの成果に驚いた事例があります。ある収集業者様での実証実験でしたが、WOOMSを試す以前はごみの取り漏れがあると、市民の方から市役所へ、市役所から資源組合へ、そこから収集業者様の事務所に伝わり、最後は収集職員の方へという非常に長い伝言ゲームをしている状態でした。しかし、WOOMSにより資源組合から収集職員の方へ直接連絡していただくことができたのです。時間と手間が圧倒的に減り、関係者にも喜んでいただけました。もちろん、市役所にて導入いただければ、市役所から収集職員への直接連絡も可能になるので、より効率的になると思います。
WOOMSを活用いただいている座間市様では、収集職員の方に住民の方々が手を振っている姿が見られますが、私は全国の収集職員の方々が座間市のように人気者になっていただきたいですし、また、なれると信じています。WOOMSのサービスを通じて、収集職員の方々はもちろん、その先にいる住民の方々の意識まで前向きにするお手伝いをさせていただきたいと思います。