- インタビュー
WOOMSスタッフインタビュー-地域プレーヤーとの共創力-【小田急電鉄 米山 麗 】
見逃しがちな地域の価値を発見し、皆様に積極的に参加いただけるコミュニティづくりをサポートします。
自治体様や企業様と連携して発揮する「地域プレーヤーとの共創力」が小田急の大きな強みです。これまでまちづくり・不動産の業務を幅広く経験し、資源循環においても精力的に共創活動を牽引するスタッフ、米山さんに自身の経験やWOOMSの成果について聞きました。
まちづくりや不動産開発で、
積み重ねた共創の経験。
私は、WOOMSにおいて事業ブランディングを担当しています。事業部内で横断的な動きをしながら、自治体様やパートナー企業様の共創をコーディネートして資源循環を実現していくなどリレーション構築をメインに担っています。
以前は、まちづくりや不動産開発に携わり、地域のプレーヤーと一緒になって、まちを活性化させていく業務を担っていました。単に建物をつくるというよりは地域にとって価値のあるコンセプトを作り出しながら、不動産に命を吹き込んでいく仕事です。自治体様も地域の住民の方々も、意外とご自身の地域の魅力を見逃しがちです。他の地域にはない価値を発見する視点は、WOOMSで接点のある自治体様のコミュニケーションにも活きているかと思います。
剪定枝の収集袋問題を、
近隣企業とのマッチングで解決。
自治体様の取り組みと地域資源をつなぐ事例のひとつが座間市様で実を結んでいます。それまで剪定枝の収集袋として使用していたビニール袋をコーヒー焙煎工場から排出される麻袋に置き換え、麻袋ごと資源化するというプロジェクトです。環境省のリユース事業の補助金にも採択されました。
日々、ビニール袋から鋭利な枝が突き出して作業者が怪我をしたり、ビニール袋自体を破く作業が負荷になったりしていると聞き、なんとか解決したいと考えていたところ、袋自体を植物性にするという着想を得ました。調べてみると、幸運にも隣接する地域にコーヒー豆の焙煎工場があり、工場側も麻袋の処分に困っていたということでマッチングが成立しました。
ごみだけにとどまらない視点で、
地域の価値を高めていきたい。
私はWOOMSを通じて、地域の皆様が積極的に参加してくれるコミュニティづくりに貢献したいと考えています。これも座間市様の事例ですが、コンポストを配って家庭で生ごみから堆肥をつくってもらい、それを回収して農家に使ってもらうというプロジェクトを推進しているところです。地域の皆様との接点ができた上、積極的に活動に参加いただけており、「もっとこうしたい」「こんなことにチャレンジしたい」という意見が出てくるコミュニティが徐々にでき始めています。
小田急は地域に根ざして、そこに住んでいる方々と向き合って成長してきた企業です。ごみだけにとどまらず多岐にわたる視点で一緒に考えて、地域の価値を高めていけたらと思っていますので、どんなことでもご相談ください。